つれづれなるままに。ごくありふれた日常ですが、気の向くままにつづっていこうと思います。


by aoi_oi
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『私という運命について』
白石一文/著  角川書店/刊 (2005.4)


久しぶりに小説を読みました。
装丁の帯にあったコピーのとおり、
"小説の醍醐味と凄味"を十分堪能
することができました。





主人公は20代後半の女性。普通のOLで真面目に生活をおくっている彼女の
10年間の軌跡が描かれているのですが、彼女は普通に仕事をし、恋をし、
時々自分の今の生活と未来を考える。ただただ真面目に、普通に。

けれどもその中にもいくつか事件はあって、俯瞰的にながめると流れる年月に
相当した密度の事柄なんだろうという気はしますが、もう一歩ぐっと主人公に
自分を近づけてみると、充分運命というにふさわしい流れの中に我が身もあるのだ
ということを思い知らされます。
日常の中の駆け引き、あきらめ、活気、別れ、死、人と人とのつながり、喜び。
すべてが普通の生活の隣にあり、時々バラバラに見えた事柄が思いも寄らぬ所で
つながったりもする。それは、誰もが多かれ少なかれ経験している流れなのかも
しれないと思いました。

小説の中にでてくる手紙の一文、"選べなかった未来はどこにもない、未来など
何一つ決まってはいない だからこそ一つ一つの選択が運命なのです"。
この言葉を思い出しながら主人公は自らの運命について思いをめぐらせます。
私はというと、運命という大きな言葉を前にするとつい臆してしまいます。
けれどももし、この何気ない日々の中に存在する時間がいつか大きな流れに
繋がる時がくるのなら、それはやはり何か自分の力や意思だけではどうすることも
できない・あるいは選び取っていると思っていることですら元から決定付けられていた
結末に向かっている道の途中であったのではないかと思ってしまうほど、大きな
示唆に富んだお話のように感じました。

ラストシーンに最大の盛り上がりを見せて物語は終焉しますが、でもきっと
これから先、主人公は生きている限り運命の存在をどこか肌で感じながら
過ごしていくのだろうということが想像できました。そしてそれは、読み手側にも
いえることであり、人はそれぞれの選択の中で運命を生き、時に見過ごしたり、
気づいたりして過ごしていくものなのではないかと思いました。

・・・なんか、いつか映像化しそうな気がする。そうすると普通の恋愛話で
終わってしまいそうな気もー。なんか物足りない?みたいな。
でも人と人との出会いや絆こそが人間の持つ最大の運命だったりもするから、
それはそれでいいのかもしれない、なんて思います。
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by aoi_oi | 2007-10-24 16:28 | ・本のこと

舞楽みてきました

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はじめて舞楽をみてきました。
四天王寺というお寺の経供養という祭事(?)が
10月22日にあり、ちょうど近くに出かける用事も
あったので行ってみました。
また、その日は月2度の骨董市とも重なっていた
ようで、露天がけっこうでていてにぎやかでした。





はじめて見た舞楽ですが、とてもよかった~。席に座っていると前の人の頭が邪魔で
足元がよく見れなかったのが残念ですが、でもあの独特の音楽やお坊さんの声明、
舞手の力強い動きに夢中になって見ていました。
ただ、スピーカー寄りの席だったので読経の声やあと金具のついた杖(?)を振る音が
もう、こんな騒音最近聞いたことない!ってくらいうるさくて、少し笑っちゃいました。
それくらい音が大きかった。特に杖の音。笑いを堪えてしばらくは下を向くのですが、
おさまった頃顔をあげると、上半身震わせて必死に杖を振っているお坊さんの姿が目に入り
スピーカーからはしゃらららーーー!!!しゃらららららーーーん!!!!! (←金具の音)
うう、また笑いが・・・の繰り返しで、かなり苦しかったです。
・・・まじめに参加していた方、大変すいませんです。。

でも舞楽はとても素敵でしたよ。秋晴れのすがすがしい空気のなか、なんだか夢見心地
で過ごせた2時間でした。あと、境内の池で甲羅干ししているたくさんの亀さん達を
みてなごんで帰りました。平和だなぁ。
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by aoi_oi | 2007-10-24 15:49 | ・日記